虹を掴む
虹を背に向けて走った。
すれ違うすべての人が、
僕の肩越しに空を見上げていた。

虹を生んだ陽を向いて走った。
上質な夕暮れを見据えて、
風の波の中を時間が許す限りに走った。

虹を背負って走った。
僕が一番に見付けた、誇りを抱いて、
人の波をできる限りに掬い上げていった。

虹を背に歩み、
夕暮れの色が変わり、
みんなが雑音を取り戻した頃に、
振り返った。
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by amaranthe | 2006-09-26 02:01 | 詩林
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